鉄道旅客輸送統計【懐古編】ブログ
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鉄軌道事業者の営業損益表について【01】
今週から不定期のシリーズ記事として鉄軌道事業者の営業損益表について
(特定の年代を部分抽出し)掲載してみたいと思います。
今回は初回という事で(初心者向けに?)ある事業者の営業損益表を過去10年分作ってみました。
(収入&経費の金額単位は万円、営業収入≒ 旅客収入+ 貨物収入ですが完全には一致しません)

年度 営業
収入
A
旅客
収入
貨物
収入
営業
経費
B
営業
損益
A - B
営業係数
B ÷ A × 100
S28 2,493 1,086 1,334 2,441 52 98
S29 2,346 1,147 1,090 2,419 △ 73 103
S30 2,901 1,293 1,445 2,767 133 95
S31 3,440 1,455 1,833 3,270 171 95
S32 3,490 1,580 1,767 3,655 △ 165 105
S33 3,630 1,800 1,699 3,717 △ 87 102
S34 3,578 1,844 1,580 4,174 △ 596 117
S35 2,145 1,918   3,745 △ 1,600 175
S36 2,248 2,108   3,926 △ 1,679 175
S37 2,113 2,086   3,465 △ 1,352 164


特徴としては収入が1億円に満たない(当時の物価の関係もありますが)比較的小規模な
事業者でS35年度以降の貨物収入はありません、このため損益が急激に悪化しており
残念ながらS38年度に早くも全線が廃止になりました。
(S38年度のデータは調査未了、すみませんm(__)m)

さて、この表に該当する事業者名は??大半の方はもうおわかりだと思いますが
一応答えを知りたい方は続きをご覧ください。

正解は日本鉱業(佐賀関鉄道)でした。

さて、素人目で見ると収入の柱の一つとなっていた貨物が無くなるまでは
収支上は極端に悪い所は無かったが、その収入が無くなったことによる影響が非常に大きく、
そのことが廃線に至った主要因であると思われるのですが如何でしょうか?
(貨物全廃の経緯などについては良く知りませんので興味がある方は
調べてみると面白いかも)

つまり、言い換えれば貨物収入が途絶えていなければこれほど
早期に廃線にならなかったのではないか?という憶測も可能という事になります。
近年では旅客需要の低迷が廃線の主要因となることが多いですが、
当時は少々事情が違っているものもあるという一例を挙げてみました。

鉄軌道事業者の営業損益については
今後もシリーズ記事にて不定期にお伝えしてゆきたいと思います。

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