鉄道旅客輸送統計【懐古編】ブログ
鉄道旅客輸送統計【懐古編】サイト管理人の隠居部屋
改廃履歴に疑問の余地などがある駅の紹介【1】
「停車場変遷大事典 国鉄・JR編」の正誤(新情報)追加についてでは
所在地変遷履歴の正誤(新情報)追加を優先して行ってゆきますが、
ついでに各種資料に記載された駅の改廃履歴(名称・開業・廃止年月日など)に
疑問の余地があるものなども少しずつ紹介してゆきたいと思います。
(停車場変遷大事典で収録対象外の駅も含む予定なので別記事にしました)

今回の記事でご紹介するのはその手の研究者の方にも恐らくほとんど
知られていない?と思われるレアな(埋没)廃駅
です。

当然ですが「停車場変遷大事典 国鉄・JR編」などにも一切記載がありませんので、
ネット上ではWikipediaも含めこの駅について触れているコンテンツは
(当方の知る限りではこの辺境サイトブログを除くと)現状皆無だと思われます。

もし知っていたという方がいらっしゃいましたらコメントをいただければ幸いです。
(実は昔作ったExcelファイルにはこっそり載せてありますが(^^ゞ)

さて、その駅はどんなものかというと
千葉県営鉄道(現:JR東日本)久留里線
白山前(はくさんまえ)・仮停留場です。

国有化前の久留里線は公営(千葉県営)だったため千葉県報の告示などにより変遷履歴を
追うことが可能で、アーカイブは千葉県立図書館サイト内で電子化され公開されています、
これと県統計書の記載から判断し、その存在がほぼ確実だったと思われる駅です。

まず開業(設置開始)についての告示は以下の通り、
千葉県告示266号(千葉県報大正5年:531コマ左側・T5.9.22告示)
初めて設置されたようです。
T5.9.29より10.1まで3日間旅客を取扱う(位置は小櫃0.7M&2.1M久留里)

その後、T10.7.10に俵田が小櫃1.2M&1.6M久留里の位置に開業(官報右上)※すると
役目を譲る形で廃止になったようです。
※千葉県告示208号(千葉県報大正10年:546コマ左側)にも記載あり

廃止の告示は以下の通り、
千葉県告示272号(千葉県報大正10年:643コマ右側・T10.9.16告示)
大正5年9月告示266号を廃止(ただし実施日未記載)
少々わかりにくい表現ですが千葉県報大正10年:627コマ右側に
大正10年9月の目録があって(告示)272は「白山前仮停留場廃止」とあります。

ただ、これだけですと(少々シビアですが)実際に営業を行ったかどうかまでは若干疑問の
余地があると思われますので、その裏付けとして県統計書でも掲載を確認しています。
大正5年度(右上久留里線:小櫃と久留里の間)・同9年度(5年度と同じ箇所)※

※大正9年が最後の営業だったと思われる
(廃止告示はT10.9.16だが既に俵田が開業済)

なお、どのような目的で設置されたかですが、恐らく近隣の白山神社※で行われる祭礼のために
設けられた駅だったのではないかと思われます。
※俵田駅が最寄とされており、開催日程の箇所に「例年9月の最終日曜日に開催」とあり
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