鉄道旅客輸送統計【懐古編】ブログ
鉄道旅客輸送統計【懐古編】サイト管理人の隠居部屋
ブログをご覧いただく前にお読みください
当ブログをご覧いただき誠にありがとうございます。こちらには閲覧者の皆様に対する
お知らせなどを続きに記しておきますので、一度目を通していただけると幸いです。
2017.7.10 全面リニューアルにあたり記載を大幅に変更

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鉄軌道事業者の累積損益などについて【3】
先週記事の続きになります、鉄道統計年報の貸借対照表における
利益剰余金(累積損益)は鉄軌道事業以外の兼業(バスなど)を行っている場合は
その分も含まれるため、地下鉄事業における利益剰余金と
それ以外の事業の利益剰余金の合計となる点について裏付けを取ってみましょう。

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鉄軌道事業者の累積損益などについて【2】
先週記事の補足です、累積損益については損益計算書で当年度未処理欠損金として
記載されているケースもありますが(例:福岡市交通局鉄道統計年報では※貸借対照表の
利益剰余金という箇所が同等の項目になると思われます。

例えば福岡市交通局の場合は -136,907,245 (千円)と記された部分
(ワークシート右端の方)で交通局が示す 同年度の地下鉄事業における
累積損益1,369(億円)ともほぼ同じになっていることがわかります。

ただし、事業者によっては(地下鉄以外の事業を)兼業しているため
記載された利益剰余金がそのまま地下鉄事業における累積損益を示しているわけでは
無いというケースも少なくありませんので注意を要します、続きにて具体例を示してみましょう。

※貸借対照表って何?という方はこちら(決算書.com様サイト内)などを一読してください

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鉄軌道事業者の累積損益などについて【1】
先週までの記事と少々話題が変わります。
例えば地下鉄の建設には多大なコストがかかるので、
単年度の損益計算書においては黒字を計上していても、多くの事業者で累積損益(赤字)を
かかえているということをご存知の方も多いかと思います。

ご参考:経営状況(福岡市地下鉄)「収益的収支の推移」など

この累積損益ですが例えばWikipediaの日本の地下鉄(経営状況)では
累積欠損金とか利益剰余金という項目で解説されています。
で、その出典として各鉄軌道事業者サイトの決算などを挙げているのですが
もう少し簡単にかつ多くの鉄軌道事業者の財務諸表をまとめて調べる方法をご紹介します。
(詳しい方は当然ご存知の方も多いと思いますが、当方のような初心者向けという事で(^^ゞ)


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大手民鉄の鉄軌道事業における営業損益などについて【4】
先週予告していた続編記事(西鉄の鉄軌道事業営業損益推移の詳細編)です。

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大手民鉄の鉄軌道事業における営業損益などについて【3】
先週同様シリーズ記事の続編です、前回損益絶対額トップの
メトロについて記事にしたので、今回は対極となる西日本鉄道の
鉄道事業営業損益推移を取り上げます。


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大手民鉄の鉄軌道事業における営業損益などについて【2】
先週お知らせしていた通りのシリーズ記事続編です
まずは東京メトロの鉄道事業営業損益について
S40~H27まで過去50年間を振り返ってみましょう。
(5年度ごと抜粋、H27年度は以前掲載したものと同じです
表の意味については過去記事でおおむね解説済みなので省略します)

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大手民鉄の鉄軌道事業における営業損益などについて【1】
似たもの続きで恐縮ですが、今週はタイトルの件について記事にしてみました。
(シリーズ記事としてしばらく続く可能性大)
大手民鉄データブックなどでも似たようなデータが示されていますが
鉄道統計年報に示された※H27年度のデータをもとに現状をおさらいしてみましょう。

※大手民鉄データブックは2018.6.3現在2016(H28)年度のデータとなっておりますので
H27年度のデータとは少々異なりますが事業者名称と並び順は
大手民鉄データブック準拠としました。

事業者によっては鉄道&軌道など別々に収支が掲載されている場合がありますが
表では合算してあります。(このためミスなどが若干あるかもしれませんがご了承ください)

(収入&経費の金額単位は億円、営業収入≒ 旅客収入+ 貨物収入ですが完全には一致しません
順位は左隣の指標に対するもので、収入÷営業キロは旅客&貨物収入÷営業キロです)

H27年度 営業
収入
A
旅客
収入
貨物
収入
営業
キロ
順位 収入÷
営業
キロ
営業
経費
B
営業
損益
A - B
順位 営業係数
B ÷ A × 100
東武 1,599 1,448 0 463.3 2 3.13 1,266 333 2 79
西武 1,011 970 0 176.6 5 5.49 774 237 7 77
京成 622 587 0 152.3 7 3.85 547 76 13 88
京王 838 803 0 84.7 14 9.48 711 126 10 85
小田急 1,186 1,149 0 120.5 9 9.53 909 277 3 77
東急 1,516 1,372 0 104.9 11 13.08 1,258 259 4 83
京急 820 787 0 87.0 13 9.04 637 182 8 78
東京メトロ 3,626 3,272 0 195.1 4 16.77 2,748 878 1 76
相鉄 330 310 0 35.9 16 8.65 254 75 14 77
名鉄 898 851 0.07 444.2 3 1.92 745 152 9 83
近鉄 1,559 1,481 0 501.1 1 2.96 1,302 258 6 83
南海 585 559 0 154.8 6 3.61 474 112 11 81
京阪 541 507 0 91.1 12 5.57 458 84 12 85
阪急 1,031 952 0 143.6 8 6.63 773 258 5 75
阪神 349 324 0 48.9 15 6.63 286 63 15 82
西鉄 216 201 0 106.1 10 1.90 184 31 16 85


現状は上表の通りになっておりますが、約半世紀前の1963(S38)年度のデータも
作ってみたので興味がある方は続きをご覧ください。


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鉄軌道事業者の営業損益表について【03】
今月は例によって同様のシリーズ記事で恐縮ですが、
とある事業者の営業損益表を10年分示して締めくくりたいと思います。
(収入&経費の金額単位は万円、営業収入≒ 旅客収入+ 貨物収入ですが
ほとんどの年度で完全には一致しません)

年度 営業
収入
A
旅客
収入
貨物
収入
営業
経費
B
営業
損益
A - B
営業係数
B ÷ A × 100
S35 19,358 194 17,664 17,277 2,081 89
S36 23,301 225 21,218 21,715 1,586 93
S37 21,119 193 19,161 19,853 1,266 94
S38 24,403 104 22,214 23,073 1,330 95
S39 24,424 0 21,410 21,813 2,611 89
 以下は一部年度抜粋掲載
S50 52,521 0 31,669 54,488 △ 1,967 104
S59 145,800 0 100,467 92,300 53,500 63
S62 138,100 0 100,323 48,600 89,500 35
H12 83,000 0 75,752 32,700 50,300 39
H27 16,300 0 16,300 9,650 6,651 59

S38年度に収入比率が少なかった旅客営業を全廃、その後S50には赤字となっておりますが、
昭和末期には既に黒字に回復して近年もかなり良好な収支状況を維持しております。
(収入は最盛期に比べると減ってきていますが経費も安く抑えられている)
なお例によってS37・50&H27年度における営業キロ及び従事員(職員)数の
推移も示しておきましょう。

年度 営業
キロ
従事員数
(職員数)
S37 11.3 203
S50 106
H27 4.0 12

※注:掲載年代が広範囲なため収入金額や職員数など各項目の意味は年度によって
少々違いがある可能性があります。(厳密な比較には適しませんので予めご了承ください)

さて、この表に該当する事業者名は? 答えを知りたい方は以下略・・・

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鉄軌道事業者の営業損益表について【02】
先週同様のシリーズ記事ですがとある事業者の営業損益表を過去10年分作ってみました。
(収入&経費の金額単位は万円、営業収入≒ 旅客収入+ 貨物収入ですが完全には一致しません)

年度 営業
収入
A
旅客
収入
貨物
収入
営業
経費
B
営業
損益
A - B
営業係数
B ÷ A × 100
S28 2,064 1,468 530 1,854 210 90
S29 2,076 1,506 515 2,053 23 99
S30 1,961 1,476 444 1,980 △ 19 101
S31 1,445 1,303 104 1,349 95 96
S32 1,460 1,252 170 1,568 △ 108 107
S33 1,673 1,410 225 1,556 117 93
S34 1,618 1,336 242 1,556 62 96
S35 1,671 1,352 273 1,739 △ 67 104
S36 1,857 1,449 352 1,815 42 98
S37 2,088 1,727 296 2,311 △ 223 111

前回作成した日本鉱業(佐賀関鉄道)と同規模の営業収入ですが、収支は均衡しており
この年代に関しては比較的安定経営で特に気になるところは見あたらないようです、
なおS28と37年度における営業キロ及び従事員数の対比表も示しておきましょう。

年度 ??? 日本鉱業
(佐賀関鉄道)
営業
キロ
従事
員数
営業
キロ
従事
員数
S28 6.4 61 9.2 46
S37 46 49


佐賀関鉄道よりも若干営業キロは短いですが5~10kmの範囲で
従事員数(≒鉄道事業部門の職員数)も比較的似通っております。
さて、この表に該当する事業者名は??ヒントは佐賀関鉄道と同様に
海の近くを走っており廃線ではなく現役の路線です、
答えを知りたい方は例によって続きをご覧ください。


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